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上部消化管内視鏡検査

 胃がん・胃潰瘍・十二指腸潰瘍・逆流性食道炎などの胃腸疾患の診断には上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)が必要です。50歳以上の方では、症状がなくても年に1回人間ドックなどでの胃の検査が勧められています。が、通常の内視鏡検査では通常苦痛や不快感を伴うことが多いため、同検査を嫌がる方が多いのも事実です。
 本クリニックでは内視鏡検査での苦痛を和らげるため、フジノンの経鼻内視鏡(鼻からの胃カメラ)を導入しました。これまで行われていた胃カメラにくらべて、約1/4程度の太さであり、うどん程度の直径となっています。経口胃カメラに比べて喉への刺激が極端に軽くなり、多くの方が「楽だった。」と話されます。また、フジノン製の導入経鼻内視鏡は解像能が高く最高レベルでの診断が可能です。
 また、検査終了後は全症例内視鏡洗浄機で消毒しており、感染症対策面でも安心です。

下部消化管内視鏡検査

 大腸がん・大腸ポリープ・炎症性腸疾患等の診断には、下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)が最も有効です。最近は欧米のように本邦でも大腸がん罹患率が高くなり、大腸がんの早期発見の必要性が高まっています。大腸がんが心配な方・会社や自治体の検診などで便に血が混じっていると指摘された方・血縁家族内に大腸がんやポリープの加療を受けた方がおられる場合には、内視鏡での検査が有効で、ぜひご相談ください。
 通常、大腸内視鏡検査での盲腸への挿入は、5分ないし10分程度で到達し15分程度検査が終了します。また、必要に応じ診断のため組織検査(生検)を行います。滋賀県立成人病センターの4年間2000例を超える経験症例において、狭窄病変を除き全大腸が観察できなった例数は3例のみで、ほとんどの症例において全大腸の観察が可能でした。
 当検査を経験された方の中には、検査終了後の長く続く腹部膨満感等で不快な経験をされた方がおられると思います。そのため当院では不快感を軽くするため炭酸ガス送気装置を導入しました。炭酸ガスは腸管でのガスの吸収が促進されるため、既施設での経験では単に空気を送気した場合に比べ苦痛も軽く、ほとんどの方が検査終了後ベッド休憩も必要なく帰宅されています。

腹部超音波検査


 腹痛や慢性肝臓疾患の診断に有効で苦痛もなく前処置の必要もありません。当クリニックはデジタル装置を装備しており、検査終了後にモニター上で所見をご一緒に説明することが可能です。

レントゲン検査

 当クリニックでは、デジタル・レントゲン撮影装置を導入しています。胸部や腹部の写真撮影後、瞬時にモニターでの診断が可能です。また、過去のレントゲン写真との比較もモニター上で簡単に行えます。従来装置に比べると被ばく量も少なくすむ上、フィルムが不必要なため環境にも配慮されています。

ヘリコバクター・ピロリ菌検査

 胃・十二指腸潰瘍の発症・再発例や胃がんの発症原因に、ヘリコバクター・ピロリ菌の胃内生息の有無が重要であることが明らかになってきました。同菌の胃内保有や感染の有無は、内視鏡検査時あるいは同検査を行わなくても抗体の採血で知ることができます。また、疾患によっては除菌の必要があります。以前ドックなどで同菌保有を指摘された方あるいは同菌が胃内生息しているかお知りになりたい方はお申し出ください。

心電図検査

 胸部不快感や虚血性疾患の既往のある方は、お申し出ください。

電子カルテ

 ユヤマ製Brain Box V2を使用して診療しています。領収書や明細書も瞬時に印刷されます。また、検査結果や画像も時系列で皆さまに供覧が可能です。